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2019年3月11日(月)- 3月23日(土)

沖 葉子 写真展『もうひとつの時間』

13:00-19:00 祝日開廊・日曜休廊

作家略歴    ステイトメント

© YOKO OKI




 

作家略歴

  1976年 京都府に生まれる
    成安造形大学デザイン科写真クラス卒業
    東京綜合写真専門学校研究科卒業

       

個   展   

2000年   『mademoiselle MUJIN/目的は何もしないでいること』The Third Gallery Aya(大阪)
  2004年   『時間の途上から』藍画廊(東京)
  2005年   『territory』藍画廊(東京)
  2007年   『ときのあいだを』フタバ画廊(東京)
  2008年   『土の上の消息』フタバ画廊(東京)
  2012年   『時間のゆくえ』GALLERY mestalla(東京)

グループ展  

2008年   『京橋3-3-8展』藍画廊(東京)
  2009年   『年始小品展』フタバ画廊(東京)
  2009年 『curtain call』フタバ画廊(東京)
  2011年   『これからのそれから』MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w(京都)
  2013年   『これからのそれから』MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w(京都)




ステイトメント

写真は見るべきものが写っているから写真として見られ、成立しているのだろうか。

であれば「写真」として成立しているものとは別の、しかしまぎれもなく写真としか言いようのないものに憧れる。
個人の感情が入る余地のない、誰のものでもない無意識の視線/誰のものでもない時間を撮りたいと思う。

そう思いながら情報過多なこの世界に生きていると、次々とそれらの情報を意識的に消していきたくなる。その願望に気づいたとき、つまり自覚的となった視線は既に「誰のものでもない視線」ではなくなっている。

そんな矛盾と無意識の視線とのあいだを行ったり来たりしながら、目的を持たない、
或いは目的を失った、ただの写真と言えるものを求めて彷徨っているのかもしれない。
その往復が、今生きているこの時間ではない、もうひとつの時間となることを願う。