exhibitions

  • current
  • upcomming
  • past

小山  貢弘   写真展「plant」 

2009年7月6日(月)−7月18日(土)

13:00-19:00 日曜休廊 最終日-17:00

略歴  作家コメント

(c)mitsuhiro koyama
(c)mitsuhiro koyama
(c)mitsuhiro koyama
(c)mitsuhiro koyama
(c)mitsuhiro koyama
(c)mitsuhiro koyama

展示内容:作品サイズ  20×24in  10点、16×20in  5点  出展予定  type C print


作家略歴   小山  貢弘
1980年 東京生まれ
日本大学文理学部ドイツ文学科卒業
東京綜合写真専門学校卒業
同校研究科卒業




作家コメント

多くの植物は競い合い、大地に根を張り、春には芽を出す。
地球が始まって以来、繰り返されきたことである。

そこには当たり前のことであるが、管理人はいなかったはずだ。
ただ、永遠と自然の摂理がそこにあり、淘汰が繰り返され、必然的に強い種子が大地に根を張る事を許される。

共生という言葉通り、程度の差こそあるが、人々は彼らと共にあった。
その始まりはおそらく人が人として生活を始めた頃である。

そして共生はもちろん現在も続いてはいる。
だが、その言葉を聞く事はあまりなくなり、かわって、保護という言葉をよく耳にするようになったように思う。

それは管理を越えて保護になっていった。

日本の各地の自然は、人の手が入っているものである。
原生林なのかというと果たしてどうなのだろうかと疑問符は生じる。

生態系保護区域と称され、ただ根付いた種子はそこに貧弱な幹を
広げ、台風が来る度になぎ倒され、新しい芽がその幹から生えている。

その光景はどのように映るだろう。
いや、どのように感じるだろうか。

見過ごされたかに見えた場所で、どうやら護岸工事が始まっている。

そんな顛末になるのではないかとふと思う。

小山 貢弘