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2007年12月3日(月)〜15日(土)

徐 英一 写真展「THAT DAY,THAT TIME」

作家略歴    母国に視る日本の残像

徐英一 写真
(c) SUH, YOUNG IL
徐英一 写真
(c) SUH, YOUNG IL
徐英一 写真
(c) SUH, YOUNG IL



     

作家略歴  

1997 東京綜合写真専門学校 卒業
  1999 東京綜合写真専門学校 研究科 卒業


       

個 人 展 

2005.10.   1st generation of Korean resided in japan 金英燮書廊,Seoul
  2005.11.   1st generation of Korean resided in japan
Gwangju & Gana art gallery,光州
  2003.10.   Pilgrims around Tokyo station 銀座九美洞gallery,東京
  2001. 7.   ある日、上野 Egg Gallery,東京
  2000. 7.   Snap Street 1997-1999 仁寺Gallery,Seoul
  1999. 6.   或る晴れた銀座 ギャラリーアートグラフ,東京
  1998. 1.   舗道上の遠近法 Egg Gallery,東京
       

団 体 展  

1997. 1.    約束のない一日 平永町橋ギャラリー,東京
  1996.12.   微熱夜景 平永町橋ギャラリー,東京
  1996. 2. 他者の圏域 Gallery Le DECO,東京


     

出   版    

2005 1st generation of Korea resided in Japan (韓国)



母国に視る日本の残像

私は日本に住んで20年来、韓国・ソウルと暮らしの中心である横浜を年・数回往復している。ある時、ソウルを汽車で南下し、本国の米の生産量の大半を占める稲田で有名な湖南地方へ旅をした。

どこまでも広がる雄大な田畑の中には今では廃線になった鉄道や駅舎があった。そして目の前の朽ち果てた建物を視たとき一瞬「私は日本に居る」のでは…と錯覚をした。まさしくそれらの作りは「日本家屋」なのである。

両国間において決定的な歴史の始まりから終焉を経て今日に至るまで100年余りの「とき・刻」の流れの中に頑として「在った」。人間達は理不尽な運命に左右されたがこれらの建物はTHAT DAY,THAT TIMEを無言で証明している。